園芸支柱用の穴あけドリルを作る

概要

家庭菜園に欠かせない緑色の園芸支柱。種類が豊富で安価に購入出来るので、何か植えたときはいつも活用しているが、大き目の支柱はさすのが大変でいつも難儀している。

木工と同じように下穴をあければ楽にさせるのではないかと思い、安価な寸切ボルトを加工してドリルを作ったところ、思いのほか捗るようになった。

1mの長いドリルビット
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詳細

1.穴を掘る道具を調べる

ネットで調べてみると、少し前にまとめ買いした16mmの園芸支柱にピッタリの道具が見つかった。


1,000円ちょっとでこれまでの苦労が解決できるのであれば買うしかない、と思ったが、よく見ると刃の部分が短い。(全長810mmなので、だいたい20cmくらいか)

210cmの支柱が強風で倒れないようにしたいので、30cm以上はさしたい。全長810mmなので、そのまま柄の部分をさしていけば深く掘れそうな気もするが、なんとなくグラグラしそうな感じがする。

他に無いか調べていくと、抜くときにも便利な画期的な道具が見つかった。

キレイに耕された畑であればコレがピッタリだと思うが、支柱を立てたい場所には砂利や石も混ざっているので、やっぱり確実にさすことができる下穴をあけたい。

長いドリルの芯などを探してみたが、適当なモノが見つからないので、鉄の棒で簡単なドリルの芯を作ることにした。

2.長いドリルの芯を作る

深さ30cm~40cmは掘りたいので、長さが50cm以上の金属の棒があれば活用できそう。フツーのドリルで回したいので、太さは8mm程度が無難なところか。

安価に入手できる鉄の棒と言えば、バンドソーを作ったときにも活用した寸切ボルトに勝るものは無いと思う。

近所のホームセンターだと税込み55円。ネットで買っても高価なものではないが、その殆どは送料と思われる。

なんとなく体裁悪いので、いらないパーツクリーナーも購入
高圧洗浄機の修理に失敗したときに購入したガストーチがあるので、金具を加工して作った刃をロウ付けするという面倒くさいことを考えていたが、先の方を潰せば刃になりそうな気がしたので、大きいハンマーで叩いてみた。

思っていたより硬い
いくら叩いてもなかなか潰れないので、ガストーチで炙ってから叩いてみた。

少し赤くなってきた
風が強かったせいなのか真っ赤にはならないが、地道にハンマーで叩いていくとマイナスドライバーの先のように平たくなってきた。

だいぶ潰れてきた
熱したので潰れやすくなったのか、しつこく叩いたので結果として潰れたのかよくわからないが、そこそこ平たくなったのでグラインダーで削る。一番広がっていたところを削ってしまったが、径12mm程度の芯になった。

そこそこ尖っている
ドリルに装着した際にチャックが滑らないよう、反対側は六角形に削った。

テキトーである

3.穴を掘って支柱を立てる

作った長いドリルビットをいつものドリルに装着して回してみると、軽い力でスルスルと地面に入っていく。40cmほど掘ると簡単に抜けなくなるが、もともとネジなので逆回転させると無理なく抜けた。

電動工具はすばらしいと感じる
地面に穴があけばよいのでテキトーに作ってみたが、下穴が出来ると簡単にシッカリと支柱をさすことができるようになったので、もっと早く作っていれば、と後悔してしまう。

以前は億劫だった支柱さしが楽になったので、6本立てる予定のところ、予定通り6本立てることができた。(いつもだと挫けて4本に減る)

大き目の石など、邪魔なモノが地中に有ったら押しても進まなくなるのでわかりやすい。予め、確実に支柱が立てられる場所が特定できるようになると、今までそれができなかったから時間がかかっていたということがわかった。

もう少し工夫してみようという気になってくる

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