概要
今更ではあるが、W204(ベンツのCクラス)にドライブレコーダーを取り付けた。
先日、数台前を走るクルマが事故に巻き込まれそうになった瞬間を同乗者(見てなかった)と共有できず、残念な思いをしたことと、お手頃価格でカスタマーレビューの評価も良いドライブレコーダーを見つけたので、遅ればせながら取り付けに至った。
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取り付けて電源を入れると、すぐに録画が始まる |
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詳細
1.ドライブレコーダーの調達
ネットで調べると、国産メーカーの多くの機種は一万円台で購入できる模様。国産に拘らなければ、同等機能の機種が数千円とリーズナブルになるが、クルマのダッシュボード周りの過酷な環境で長期間使用できるのか、耐久性が気になる。
Amazon恒例のタイムセールでドライブレコーダーを見ていると、フルHD、170°広角という要件を満たす機種が3,000円台で出ていた。口コミやレビューは参考程度だとわかっているが、耐久性について良い評価がなされている書き込みを見つけ、「価格の割には耐久性があるに違いない」と勝手に決めつけて購入。
商品到着後、確認のためにUSBケーブルで給電してON/OFFすると、聞いたことがある起動・停止音。1年ほど前に購入した安価なアクションカメラと同じ音だった。
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SDカード未挿入の状態で起動確認 |
同等機能を持つ他機種のレビューや写真から、改めて画面やボタンの配置を見てみると、どれもほぼ同じ。外見は違っていても、中で使われている部品やソフトは共通のモノのよう。それだけ共通化が図られており、安定動作が望める枯れた製品である、と前向きに捉えることにする。
2.取り付け方法の検討
車載機器を取り付ける際、配線が表に出てしまうと気になるので、うまく隠す方法を考える。購入したドライブレコーダーの電源は、シガーソケットに5Vのアダプタを差し込む方式なので、グローブボックスのシガーソケットを活用すれば隠せるが、出来ればココは空けておきたい。
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バラすと小さくなりそうだが、このまま使いたい |
このクルマのETCユニットはフロントガラスに貼り付いており、ACC電源が繋がっているので、そこからおすそ分けしてもらうと配線が短く済みそう。
しかし、5Vのアダプタを介さないといけないので、これをどこかに隠す必要が出てくる。室内灯ユニットを外してみると、余裕でアダプタを収納できることがわかった。
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内張はがしを隙間から突っ込むと、「バカッ」と開く |
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黒い部品が前に押され、左右のツメが引っ込む仕組み |
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前の方の部品もパカパカ外すと.. |
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ユニットが外れる |
3.ドライブレコーダーの取り付け
事前の準備として、ソケットに差し込まずに12VのACC電源をアダプタに与える加工をする。配線が長すぎるので、少し切り縮めてから余りを流用し、はんだ付けした。
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中のヒューズもそのまま活用 |
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絶縁袋で接点を覆った |
先にアダプタを室内灯ユニット裏に収納し、5Vと12Vの電源ケーブルを隙間からフロントガラス部分に通す。
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意外に隙間が狭くて通しにくい |
次に、ETCユニットのACC電源ケーブルを一旦外し、途中から分岐させた。天井の隙間に押し込むので、できるだけ細く仕上げるためコネクター部品などは使用せず、直接リード線を剥いて捩った。
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ACC電源のおすそ分け |
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絶縁テープでぐるぐる巻き |
ドライブレコーダーを吸盤でフロントガラスに貼り付けて電源を繋ぎ、ケーブルを天井の隙間に押し込む。
長さが余ったケーブルは1つに束ね、アダプタと一緒に室内灯裏に収納し、室内灯ユニットを閉じれば取り付け完了。
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ドライブレコーダーをフロントガラスに設置 |
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アダプタと余った配線を隙間に収納 |
キーをアクセサリの位置にするとドライブレコーダーに給電され、すぐに録画が開始される。一旦録画を終了し、メニューから日付・時刻合わせ、SDカードの初期化、その他お好みの設定を行う。
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キーを回すとすぐに録画が始まる |
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