概要
W204(ベンツのCクラス)のエアコンフィルター(コンビネーションフィルターという)を交換した。エアコンはつけっぱなしだけど、ニオイが気になることはなかったので放置していたが、交換部品が安く手に入ったので24ヶ月点検の時期に自分で交換した。
ディーラーに交換をお願いすると工賃込みで9千数百円。ネットでフィルターを入手して自分で交換すると安く済むが、素人がいい気になってやっていると部品を壊して余計な手間がかかった、という結果を作ってしまった。
※DIYで交換することをお勧めしているわけではごさいません。
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フィルターの交換を侮ってはいけない |
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手順
1.コンビネーションフィルターの入手
クルマのエアコンのフィルター(コンビネーションフィルター)は長く交換せずに使っているといろんなものが付着し、予想以上に汚くなっているらしい。高圧のエアでプシューッ、プシューッて掃除するだけでも多少キレイになるらしいが、そんな気の利いた道具はないので交換用のフィルターを調達。
ネットで調べてみると活性炭入りの純正そっくりのフィルターは4千円台で売られていた。純正と比較すると半額に近くお得だが、急いで入手する必要もないので更に安価にAliExpressで購入した。(当時のレートで送料込み1,571円)

AliExpress.com Product - air conditioner filter for Mercedes@Benz W204 C204 S204 C218 X218 W212 A207 C207 S212X204 R231 C19 A197 A2128300218
中国からの発送なのでモノによっては届くのに1ヶ月以上待たされるが、今回は2週間かからずに手元に届いた。
2.フィルターを交換するためにカバーを外す
少しネットで調べたところ、助手席足元上部のカバーを外すとフィルターの交換ができることがわかった。大きなツメで引っ掛けてあるらしく、意外と外しにくいらしい。
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このカバーの向こうにフィルターがある |
T20のトルクスビットで3本のトルクスネジを外す。ここまでは簡単。
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T20でピッタリ |
助手席足元は狭いわけではないが、低い姿勢を維持しての作業はとてもキツく、さっさとカバーを外して体を伸ばしたくなるがなかなか外れない。
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「大きなツメ」は左端の張り出した部分だと勘違いしていた |
ポリバケツのような柔軟性のある部品だったので、加減せずに強くよじって引っ張ると「ガバッ」と外れた。
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部品の一部(大きなツメ)が降ってきた |
やっとの思いでカバーが外せたのはよかったが、部品の一部がポロっと降ってきた。よく見ると見事に根元から折れた大きなツメだった。キツかったとは言え、作業が雑すぎ。
根元部分から指を入れてツメを浮かせるともう少し楽に外せたはずだが、後の祭りである。
3.壊したカバーを直す
本来不要な余計な作業ではあるが、このままでは良くないので折れたツメを元に戻す。ポリバケツのような材質なので、プラスチックの補修に強いプラリペアや工作用のボンドは全く役に立たなかった。仕方がないので半田ごてで溶接。
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反省しながら地道に溶接する |
なんとか大きなツメは元の場所に戻ったが、グネグネひねってみると強度に不安があったので金具で補強した。
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みっともないが仕方がない |
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一度外して中を見ると正しい外し方がわかる |
4.フィルターを交換する
本来の作業に戻る。古いフィルターを外すには、端に付いている金属のツメを外し、白い固定具をスライドさせれば良いらしい。
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金属のツメは付いてなかった |
金属のツメを外そうとラジオペンチを準備していたがツメは付いてなかった。ツメが無いのが正しい状態なのか不明だが、数年乗っていて問題が無いのだから問題ないのだろう。白いプラスチックの固定具を右にずらすとフィルターを下に抜くことができる。
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ゾゾっとフィルターが出てくる |
パッと見、フィルターはあまり汚れていないように見えたが、隙間を広げるといろんな謎のモノが付着していた。定期的なフィルター交換が大事であることを思い知る。
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ヒダを広げると全てこんな感じ |
新旧横並びに比較すると同じように見えたが、ヒダの数を数えると純正は25折だが新品は24折と少ない。使っていて差を感じることは無いので問題ない。
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新旧比較、右が新品 |
逆の手順で新品を装着。壊してしまった助手席足元カバーが気になるが、フツーの角度で足元を見た限りは修復痕は見えないので助かった。
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下にもぐると変な金具が見えるが.. |
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フツーに見るとわからない |
リンク)
W204の整備まとめ
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