効かないエアコンにガスを補充する

概要

効きが悪く、送風しかできなくなったかな?と思っていたダイキンのルームエアコンF28FTNSが、とうとう運転ランプが点滅して勝手に停止するようになった。

ガスが少しずつ抜けてしまったことが原因のようで、ちょい足しは問題があるそうだが、真空引き等行わず簡単な手順でガスチャージした。効きが良くなり、停止することもなくなった。
※DIYでガスを補充することをお勧めしているわけではございません。
最近買ったような気がするが、いつの間にか10年以上経過していた。
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手順

1.原因の絞り込み

さすがダイキンのルームエアコン、リモコンからエラーコードがわかるらしいので早速診断。サポートサイトでエラーコードから想定される原因を見ることができたが、ガス抜けから基板の異常まで、考えられる原因がたくさん書かれており、原因特定には至らなかった。
しかし、ネットで調べた情報によると、どうもガス抜けが原因らしい。

ガスが不足した状態で冷房運転すると、赤枠部分だけ真っ白に霜がつく。(写真、残してなかった..)

2.どうするか決める

修理の見積もりはお願いしてないが、ネットの情報だと正しい修理をお願いすると3万円前後かかるらしい。「電気代が安く、高機能な新品に買い替えのチャンス」とも言えるので、ここはひとつ「もう寿命」とあきらめるのが得策だが、少し前に室外機の制御基板を3万円も出して交換してもらった経緯もあり、簡単にあきらめきれなかったので、R410Aのガスを買って不足分を補うことにした。

ピンクのタンクがとても印象的。
10Kgも入っていて1万円以上するので激しく迷ったが、迷っているうちに夏が終わり冬になって「寒くて困る」と家族からクレームが出てしまった。他にもR410Aが入っているエアコンがあるので、きっと「買っててよかった」となるに違いないと決めつけてガスを買うことにした。

3.サービスポートと専用チューブでつなぐ

タンクとエアコンのサービスポートをつなぐにも、専用のチューブが必要とのこと。クルマの空気入れなどが活用できないかと考えたが、次元が違う圧力のようで、早々にあきらめて専用チューブも調達した。

つなぐ瞬間「プシュシュッ」となった。

4.少しずつ重さを量りながらガスを注入

ネットで調べたところによると、ガスの規定量は予め余裕を持たせた量だそうで、ガスの不足によりエアコンの効きが悪くなっているということは、かなりの量が漏れてしまっているらしい。ホントは漏れの原因を特定すべきだが、10年かけて漏れた個所を特定するのは難しい、とあきらめた。

また、正しい方法をとるのであれば、一旦ガスを全部抜いてから規定量を改めて入れる必要があるらしいが、大掛かりなのでダメもとでちょい足しを試行した。

アバウトな100g単位の秤。10g単位の秤が欲しいところ。

冬だとなかなかガスが入っていかない、との情報もあったので、ボンベの栓を開いて「シューッ」と数秒待って一旦ストップ。秤で見てみると、一気に500gくらい入ってしまった。100gずつ足して試運転、の予定だったので、もう少し小出しにすべきだったと後悔した。

5.サービスポートから専用チューブを外す

いやな予感がしていたが、タイヤの空気を入れるときにも、チューブを外すときに「プシュッ」って少し抜けるが、次元が違う圧力で、しかもサービスポートの虫ピンが押された状態で金具をくるくる回しながらチューブを外すのは至難の業。つなぐときはそうでもなかったが、外すときは「プシュッ」どころではなく「プシューッ」っとなり、右手人差し指が凍傷になった。

だからあのバルブが必要だったんだ、と気づいた。
サービスポートの横に、六角レンチで回せる弁があるが、これはあくまでも室外機と配管の間の弁であり、サービスポートには関係ないことが後からわかった。(勉強不足..)
こうならないためにチャージバルブが必要だったが、値が張るのでケチったのが失敗だった。次回チャージするときには準備したい。

後日準備して、別のエアコンに安全にチャージすることができました。
リンク)効かないエアコンにガスを補充して復活させる

6.試運転

気を取り直して試運転。何事も無かったかのように、勝手に止まることなく調子よく熱風を送り出してくれる。いままでのいきさつがあるので、機嫌よく動いているダイキンのエアコンにタフさを感じてしまった。

写真では表現できないが、順調に熱風を出している。
あれから半年以上たち、夏になったので冷房で運転中。何事も無かったかのように、冷風を送り出してくれる。今のところ問題はない。

写真では表現できないが、順調に冷風を出している。

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