ウッドデッキを作る

概要

10年以上前のことだけど、ウッドデッキを作った。「5年くらい持てばいいかな」くらいの気持ちで安い木材(SPF)を使ったので、工具(スライド丸ノコ)込みで5万円の予算ではあったが、存在感がある頑丈なものを作ることができた。
作品が大きいだけに達成感も大きい
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手順

1.設計と材料の調達

木工をする際、どんな感じで作るのかエクセル(MS Excel)を使って簡単な設計を行う。もっと効率よくできるソフトがあるはずだが、オートシェイプのサイズを手入力すると、木取りする程度のことはできてしまうので、いつも活用している。
Excelでアバウトに設計
ウッドデッキ.xls 
↑Googleスプレッドシートで開かずにダウンロードするとExcelで開けます

大体の大きさ(3.4m×2.6mにした)や必要な材料が決まったら近所のホームセンターで購入し、トラックを借りて持ち帰る。以下、砂利と工具込みで5万円を少しオーバーした。
  1. SPF (2X4) 3600mm 50本
  2. 杉角材(75mm×75mm)3000mm 2本
  3. 屋外塗料 3.2L
  4. コースレッド ユニクロ(75mmと90mm)
  5. 砂利 10袋
  6. スライド丸ノコ
スライド丸ノコに精度を求めるのであれば日立、マキタを選んだ方が良いようだが、シンコー製作所のスライド丸ノコで充分だった。

2.束石を置く

基礎がぐらつくようだと丈夫なウッドデッキはできないので、整地後、多少地面に埋める感じで束石(角以外はブロックを活用)を置いた。後から砂利が除去できるように防草シートを敷いてから砂利を敷き詰めた。
束石を11個置いた
余っていた基礎パッキンも活用

3.材料を切断する

予め材料を切断する。スケールで測りながらではなく、実際にクランプで固定しながら仮組みしつつ、丁度よい大きさに切断していく。床束はどこの場所で使うものなのか、材料にしるしをつけておく。
クランプが複数有ると便利

4.材料に色を塗る

組み立てた後では手が届かないところが出てくるので、組み立てる前に色を塗った。切断された材料1つ1つ塗るのは大変だが、同じくらいの大きさの材料を並べて一気に塗ると、意外に早く終わった。
重ね塗りでいい色になってきた 
これ1缶で少し余った

5.組み立てる

床束を立てながら大引き4本と根太5本を水平器で水平にしながらクランプで仮組みしつつ、コースレッドでネジ止めしていく。ドリルで下穴を開けて、インパクトドライバで締め付ける作業の繰り返し。1箇所に付き2本のコースレッドを打つとしっかり固定できた。
水平器とクランプだけでもしっかり組めた

デッキは4mmほど隙間を設けながら貼ったので、水勾配はとらなかった。コースレッドの頭を表に出したくなかったので、裏から斜めに打った。地道な作業である。
隙間を含め1本で93mm前進

斜め打ちは意外に時間がかかり、いつの間にか暗くなってしまった。
時間がかかったが後悔はしていない

6.デッキから落ちないように柵を作る

3.6mの2×4を買ったので、デッキ材1本(2.6m)につき約1mの端材が出る。それを均等に並べて柵にする。
明日のために色を塗って準備

特に装飾も無く武骨な感じが否めない。杉角材の天辺を三角に尖ったように切断すると、少し見栄えが良くなった。
ほぼ完成、意外にガッシリしている

7.調子に乗って拡張する

台形の敷地でも、現物合わせで意外ときれい収まることに気づき、調子に乗って思い付きで拡張してみた。
もっと作りたかったのである

また暗くなってしまった

面白がってやり始めたが早く終わらせたくなってきたので、拡張部分のデッキは表からコースレッドを打ってしまった。しかし、きれいに一列に並んでいるネジ頭を見ると、それはそれで良いと思った。
やっぱりきれいに収まった
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