USB充電器で点くLED間接照明を作る

概要

随分前にAmazonでLEDテープライトを購入した。5mのテープのうち1mも使っておらず、残りは間接照明として活用しようと思い続けて4年。直流12Vで点灯するので、クルマに付けるには都合がよいが、家の中だと12Vのアダプターが必要なので長い間活用できずにいた。

DC-DCステップアップコンバータを活用し、USB充電器(5V)の電圧を12Vに昇圧してLEDを光らせることができたので、余っていたスマホのUSB充電器を有効活用して簡単な間接照明を作った。この明るさでもPCを使うには十分で、節電対策としてもいい感じ。

液晶ディスプレイの背面に付けてみた
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手順

1.材料入手

4年ほど前に役に立たないモノ(LEDインフィニティーミラーと呼ぶらしい)を作るために、AmazonでLEDテープライト(5m 300連)を購入した。当時は送料込み570円だったが、今見ると更にお安くなっていた。

まだ4m以上残っていたので適宜カットして間接照明として活用したかったが、12Vの電源アダプターは個別に買うと意外に高価で、数か所設置するとなるとコストメリットが感じられず活用できずにいた。

机の周りを整理していると、捨てずに残していた古い携帯やスマホに付属の5VのUSB充電器などがいくつも出てきた。

8個中5個は確実に未使用
使っていないUSB充電器を活用して12VのLEDテープライトを点灯させたいと思い、AliexpressでDC-DCステップアップコンバータを見てみると1コ40円未満で売られていた。調子に乗って5コ購入。
AliExpress.com Product - MT3608 2A booster board DC-DC Adjustable Boost Module 2A Boost Plate 2A Step Up Module with MICRO USB 2-24V TO 5/9/12/28V LM2577
Aliexpressほど安くはないが、Amazonなどでもお手軽に入手できる。

2.電圧調整

USB充電器をDC-DCステップアップコンバータに繋ぎ、どのくらいの電圧が出せるのか試してみた。青色の多回転半固定ボリュームを小さいマイナスドライバで回すと、とても高い精度で電圧が調整できた。

下は5V弱
上は27V以上
ほぼカタログスペック通りの電圧が出ていたのでLEDを繋いで調整したところ、電流が足りないせいか、11.5V付近で電圧が低下に転じるなど安定動作しなくなったので、11V程度に調整した。コンバータからの発熱はほとんどなかった。

10V以上で十分明るい

3.間接照明として設置

棚の中や、覆いを作って天井、壁などへの設置を考えていたが、試しにPCのディスプレイの裏にテープを貼り付けてみた。

試行のため紙テープで簡単に固定
電源を入れてみると眩しいくらいに明るい。

コンバータも紙テープで固定
壁に反射した柔らかい光が拡散すると部屋が落ち着いた雰囲気になった。夜、PCを扱っている間(意外に長時間)は照明を点けなくてもよくなったので、多少なりとも節電できているに違いない。

ケーブルを仕舞い込むともっといい感じになりそう

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