【参考】MP3プレーヤーAGPtEK A20がお値段以上

概要

子供がミュージックプレーヤーを欲しがっていたので、誕生日に安価な中国製のMP3プレーヤーAGPtEK A20をプレゼント。
経験上、高価なモノを買ってあげても、遅かれ早かれバラバラにされてしまうので、来る日の心痛をできるだけ小さくすべく、これを選択したのだが、想定より良い製品だったのでDIYではないけど参考までに記載。
関連)壊れたので直した記事⇒AGPtEKのA20 MP3プレーヤーを直す
関連)交換してもらった記事⇒AGPtEK A20の初期不良時の交換について
ちょっと見た目が良くないが、100均の保護フィルムを貼ったらしい
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詳細

1.楽曲の取り込み

ネット上にたくさんのレビューがあるが、予想以上に音が良いというコメントが多い。
ロスレスの再生も可能とあらば、まずはFLAC形式で聴いてみたい。Windows Media PlayerでもCDからFLAC形式で取り込むことができるそうだが、評判の良いMedia GoをPCにインストールして活用。
メニュー[ツール>ユーザー設定>CDインポート]でフォーマットをFLACにしてCDをインポートするとライブラリに追加される。
AGPtEK A20をUSBケーブルでPCに接続すると機器として表示されるので、ライブラリの中から送りたいアルバムや曲を、機器の「ミュージック」の部分にドラッグ&ドロップすると転送された。
対応機器ではないので外部ストレージとして認識された?

昔のCDウォークマンに付いていたような付属のイヤホンを借りて、早速聴かせてもらったところ、確かに期待以上の音。雑音がなく細かい音まできれいに聴こえる。
試しに、アンプのLINE入力につないでスピーカーで聴いてみたところ、「ピアノの音」だけでなく「ピアノの筐体が響く音」まで聴こえる感じで驚いた。

2.動画の取り込み

AMV形式の動画が再生できるそうだが、それ以上の情報が見当たらない。
外部ストレージとしてA20は認識されているので、試しにエクスプローラでMP4形式のファイルを置いてみたが、A20でファイル名が表示されない。
拡張子をMP4からAMVに変えるとA20でファイル名は表示されるが、再生するとフォーマットエラーになる。
A20のフォルダをよく見ると、rar形式で圧縮されている「VideoTools_v4.46」というファイルが有った。
名前からして動画のツールらしい

同ファイルをPCにコピーして7-Zip(または同等の解凍、展開ツール)で展開すると、ツールのインストーラが出てきた。
「Setup」をダブルクリックして実行し、インストーラの指示に従う。
更新日付を見る限り、枯れたツールらしい

インストールが終わるとメニューに「ファームウェアのアップデートツール」、「動画のプレーヤー」、「動画の形式を変換するツール」の3つが追加された。
メニューが3つ追加された

「AMV&AVI Video Converter」を起動すると、「This tool require DirectX 9.0 or later!」のメッセージが出るが、OKをクリックするとツールの画面が表示される。
ちょっと使いにくいが、直感的に操作可能

Input Fileで変換元の動画を選ぶと下にある一覧表に追加される。画面の中ほどにある、斜め上下矢印マークのボタンをクリックすると変換が開始される。
変換が可能な動画の形式も多いようで、以下の拡張子の動画に対応している模様。よくある「.flv」や「.mp4」の拡張子の動画もあっさりと変換できた。
変換可能な動画の形式は多いみたい

一覧表部分の右クリックで「setting」をクリックすると、画面の幅と高さが選択できる。A20の画面は「160×128」だけど、アスペクト比が16:9の動画の場合「208×120」を選ぶとアスペクト比が維持できた。
小さい画面ながらスムーズに再生する

音はよくないが普通に聴ける程度(音声は88Kbps?)。画面は小さいが動画はスムーズに再生されるので、意外に使えるみたい。最大16倍速の早送りも可能なので、長い動画でも扱いは悪くなかった。

3.電子ブック

外部ストレージとして認識されているA20のフォルダの中で、「.txt」の拡張子が付いている全てのファイルが電子ブックとして表示されるみたい。
子供が青空文庫の「吾輩は猫である」を入れてほしいと言うので入れてみた。意外に読めると言っていたが、画面の解像度が低く、いわゆる「中華フォント」は独特なので、私はこれを4710ページ読み続ける自信がない。
メモ程度であれば使えるかも

4.その他特記事項

アルバムアートの表示が無いより有った方がうれしいが、解像度が低いので美しさは期待しない方がよい。
やはりアップで見ると粗い

慣れればそうでもないが、改めて文字を見るたびに「中華フォント..」であることを再認識してしまう。
カナはもう少し大きく書いても良いと思う

電源ボタンが小さすぎて使いにくそうな感じがしたが、ボタン近辺を広く押しても、しっかりON/OFF動作してくれるので意外に使いやすかった。

意外に使いやすい電源ボタンとmicroSDカードスロット

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