バカになったヘルシオの調理ダイヤルを修理する

概要

7年位前に購入したウォーターオーブン、シャープのヘルシオ(AX-MX2)の調理ダイヤル(回転つまみ)がバカになったようで、思うように反応してくれず、メニュー番号を進めているのに先に進まなかったり、後戻りしたりと、ストレスフルな状態になっていた。

最近、YAMAHAのマルチメディアサウンドプロセッサーDP-U50のボリュームを直したが、似たような現象だったヘルシオも、同じようにロータリーエンコーダを分解掃除したところ、大変素直な調理ダイヤルに戻ってくれた。
※自分で修理することをお勧めしているわけではございません。
机の上に置くとデカく感じるヘルシオ
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手順

1.ロータリーエンコーダを取り出す

調理ダイヤル(回転つまみ)が全く効かないわけではなかったが、早く回すとメニュー番号が逆に動いたり、慎重に回しても目的のメニューになかなかたどり着けないなど、ストレスフルな状態。

分解しないことにはロータリーエンコーダは掃除できないので分解してみた。排気口の部分を外し、後方のネジをすべて外すとカバーは簡単に開いた。

カバーは後ろにずらすと外れる
回転つまみが付いているフロントパネルの部分を外すと、ロータリーエンコーダが付いてる基板が外せそうなので、基板に繋がっている配線を外した。

一見めんどくさそう
全ての配線はコネクターで繋がっていたので、無理なく外すことができた。複数ピンのコネクターは同じ種類のものが2つ以上無かったので間違えようがないが、単ピンの線はどこに繋がっていたかわかるようにしておく。

メンテナンスしやすい作り
フロントパネルは裏側上方にある2本のネジを外し、パネルを上にずらすとスッと外れた。見えないところでツメで引っ掛けてあるなど、破損させてしまいそうな箇所は1つもなかった。

意外に簡単に外せたので、ちょっとうれしい
パネルには2枚の基板が付いていた。ロータリーエンコーダは奥の基板に付いていたので、2枚とも外す必要があった。

15本のネジを外すと基板が外せる
DP-U50のものと同じようなロータリーエンコーダが付いていた。

ダイヤルの大きさの割には小さな部品

2.ロータリーエンコーダを掃除して元に戻す

DP-U50と同様に、べったり付着したグリースは、最近よく活躍するパーツクリーナーで除去した。つまみの軸の部分はグリースメイトを吹き付けて、接点部分には定番の接点復活材を吹き付けて元に戻し、グリグリ馴染ませた。

柔らかいツメなので開けやすい
ロータリーエンコーダの掃除が終わったら、逆の手順を踏んで元通りに組み立てる。

ツメを爪で戻す
ロータリーエンコーダを掃除しただけだが、今までのストレスフルな状態がウソのように素直な操作感に戻ってくれた。ダイヤルを回したときの「コトコト」という感触に追随し、メニューがコロコロ進むという当たり前の動作が気持ちいい。

コープの肉まん1コ、レンジ600W30秒がすぐに設定できてうれしい
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