概要
梅雨の時期、エアコンで湿度を55%程度に維持しようとすると、ものすごく寒くなってしまうので、シャープの除湿機(CV-J120W)を導入した。除湿の効果は期待通りで、自動運転で丁度良い湿度を維持してくれる。しかし、エアコンや冷蔵庫と同じようなコンプレッサーを内蔵しており、思っていたより振動が激しくうるさかったので、防振・防音の対策を行った。
ONにしてしばらくすると「ブォンブォン」いいだす |
詳細
1.除湿機の選定
除湿機は大きく分けると「コンプレッサー方式」「デシカント方式」があるらしく、消費電力と稼働する季節を考慮すると「コンプレッサー方式」の導入が望ましいことがわかった。しかし、「コンプレッサー方式」はコンプレッサーの動作音が大きいという情報が多く、静かさを期待するならば「デシカント方式」になる。散々迷ったが、「デシカント方式」の発熱量、消費電力と天秤に掛けた結果「コンプレッサー方式」に決まった。
2.振動の激しさに驚く
エアコンに比べると小さなコンプレッサーだろうし、カタログスペック上で最も運転音が小さなものを選んだし、冷蔵庫のような振動という情報も有ったので、それくらいであれば許容範囲だろうと思っていたが、想定していたより存在感のある運転音だった。
除湿機から直接伝わってくる音より、大型トラックのエンジンのアイドリング音のような、床を介して響き渡る豊かな重低音が問題のようなので、振動対策を施すと効果がありそう。
3.防振対策を施す
調べたところ、床と除湿機の間に振動を吸収する素材が挟まっていると効果が有るらしく、ネット上で効果がありそうなパッドも紹介されていたが、どの程度効果があるのかわからないので、100均で売っているジェル状の衝撃吸収パッドを活用した。ちょっと薄いので2組購入 |
ホントはもう少し厚みが欲しい |
除湿機を床に直置き |
ジェルパッドの台に乗せる |
4.本体の防音対策を施す
床の振動は軽減されたが、本体の方は振動させ放題のままである。本体の裏側を手で押さえてみると、振動が減って音が小さくなるポイントがある。コンプレッサーの周りのカバーが共振しているみたいなので、共振を抑えることができそうな鉛のシートを貼ると効果がありそう。
どの程度効果があるのか試してみた。先のスマホアプリの騒音計では数字の違いがよくわからなかったので実際の音で比較。対策前の音は以下の通り。
鉛テープを貼った後の音は以下の通り。
防音対策をした風なこもった音質に変わり、更に静かになった感じ。
本体内でコンプレッサーが回っているので音を消すことはできないが、対策を施すことで「ブォンブォン」と隣の部屋まで重低音が響き渡ることはなくなった。
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