TOTOネオレストを取り付ける

概要

なんでも自動でやってくれるTOTOネオレストをネットオークションで落札し、自分で取り付けてみた。結果として、ハウスメーカーやホームセンターからいただいた見積もりの半額以下で済んだ。
取付手順がよく考えられており、DIYでも問題なく取り付けることができた。
※DIYで取り付けることをお勧めしているわけではごさいません。
便器の中が美しく光るネオレスト。
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手順

1.TOTOネオレストの入手

なぜ新品がオークションに出ているのか?流通経路はどうなっているのか?などと、あまり深く考えず新品をネットオークションで入手。価格が安い分リスクが高くなるので、ちょっと値段が上がるが、実績あるショップから新品未開封のものに絞り落札。

2015年2月に新しくなった「RH」の丸さも好きだけど、勇ましくフタが開く「AH」を選んだ。「AH」のほうが人気があるのか、同機能の「RH」より取引価格が3万円ほど高い。

宅配業者さんが一人でひょいと置いていったが、その重さにびっくり。
既設トイレからの交換の場合、問題なければ排水管はそのまま活用するので、その位置に応じた排水ソケットを選ぶことになる。

既設トイレ(コーラー社製)の排水心は壁から380mmだったので、305mm~540mm対応可能なアジャスターが同梱されているリモデル対応品を選んだ。

型番の最後の桁が"M"のものがリモデル対応品
後から変更できるパーツもあるようで、リモデル対応品が入手しにくい場合に助かるかも。

安く手に入れると言っても、やはり高い買い物なので、ネットに公開されている説明書をよく読んで、問題なく取り付けられるのか確認。"ネオレスト取付"で検索すると、すぐに閲覧できる。

説明書を読めば読むほど、取付に失敗する気がしなくなる。

2.既設トイレの取り外し

既に10年使っており、水漏れや、おしりをすぐに洗ってくれないなどの障害を抱えていたので、心置きなく分解。

注意していても水がポタポタ落ちてしまうので、一緒に捨てても良い雑巾やタオルなどを多めに準備しておくと役に立つ。

漏水有りタンク有りトイレ。止水栓を閉めて分解開始。
ここまでは簡単にバラせた。
既設の排水管を傷めないよう、ゆっくり持ち上げて外す。
(腰も傷めないよう注意) 
排水管は引き続き活用するので、既設フランジに付着しているPシール(粘り強いプラ粘土みたいなもの)を、ていねいに取り除く。

Pシールは手につくとなかなか取れなくて後悔する。
ついでに床もきれいに拭く。

3.排水アジャスターの組み立て

ここからネオレストの取り付けが始まる。まずは、取付の位置決めと排水アジャスターの組み立てを行う。

排水口からモノを落とすと厄介なことになるので、排水アジャスターを取り付けるまで、フランジをラップで覆う。

この1枚のガイドシートが、容易性と精度を向上させる優れもの。
数字が書かれたパイプをカットして調整。
塩ビ管なのですぐに切れる。バリはきれいに除去する。
排水アジャスターを組み立てる。塩ビ管なので、接着には塩ビ管専用の接着剤を使う。
接着剤は本体に付属していないので、なければ近所のホームセンター等で買っておく。

フタにハケが付いており、ササッと塗れる。

組み立ては昔のプラモデルみたいな感じ。

4.給水管と排水管の準備

従来のタンクにつながっていた給水管を取り外し、付属の給水管を取り付ける。
給水管の位置に応じた最適な長さのパイプがオプション製品から選べるみたいだが、付属の給水管とパイプでも問題なく給水できるので、見た目は無視して活用。
既設の止水栓を外し、新しい止水栓の取付が終わるまでは、家全体の止水栓を閉める。

管に残っている水がドバっと出てくるのでタオル多めに。
付属品だけでも直管、L字管を選べる。
既設の給水管と付属の給水管を接続する部分でシールテープが必要になるが、これも本体に付属していないので、なければ近所のホームセンター等で買っておく。
それ以外の部分はパッキンがついていたり、専用の部品があるので、シールテープは少量で十分。

L字管を付けたところ。位置が低すぎてカバーが入らなかった。
後日、直管に付け直してカバーを付けた。
付属の止水栓を付けたら、家全体の止水栓が開けられる。
組み立てた排水アジャスターを取り付ける。付属のPシールは金属用、樹脂用の2種類が入っており、既設のフランジの材質により何れかを使用。

樹脂用のPシールを使う。
説明書に書いてある位置にPシールを置く。
排水アジャスターを取り付け、便器固定用の接着ブロックも置く。

5.便器部と機能部の取り付け

便器を壁にぐっと寄せて(壁から2~3センチくらい)、上からかぶせるようにゆっくりと便器部を置く。(腰を傷めないよう注意)
給水パイプや停電時に使用するワイヤなどを、説明書通りにつないでいく。

置くだけで排水パイプがきれいにはまる。
給水管などをつなげる。
さらに、機能部(ウォシュレット部分)をかぶせるように取り付ける。
見えにくいところに取付ねじが有ったりするが、それを前提で部品が設計されているようで、手探りでも問題なく取り付けることができる。

よく見えないけど、何だかうまく取り付けられる。
給水管、コード類をつなぎ終え、止水栓を開けてコンセントにつなげると、稼働が開始される。

通電するとすぐに動き始める。

吸い込むような激しい流れと、LEDが光る洗浄動作は
見ているだけでも満足してしまう。

6.完成

リモコンを使って、メニューからたくさんの設定項目を一通り確認。お好み通りに設定したら取付完了。

タンクレスになったので、トイレが広くなった。
扉を開けると勇ましくフタが開く。
近づくとフタが開き、終われば勝手に洗浄してフタを閉めてくれる。
よそで後始末を忘れてしまいそうな懸念もあるが、とても快適。

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