概要
座り心地が良く、耐久性が自慢のIKEAのアームチェアPOÄNG(ポエング)。パソコン(PC)を長時間操作するときに使うイスが欲しかったが、他のイスでは得られなかった「腰全体のサポート感」と「体に接する部分の違和感の無さ」に惹かれ購入した。デスクトップPCを操作するには高さや角度が合わなかったので、傾斜があるキャスター付きの台を取り付け、パソコンチェアと同様の操作ができるようにした。
2021年2月追記)テレワークで長時間作業しても腰が痛くならず快適だが、ちょっと目をつぶると快眠できるので注意が必要である。
※DIYで改造することをお勧めしているわけではございません。
ちょうどクルマの運転席のような角度 |
手順
1.IKEAのイスの入手
オードリーの春日さんが、テレビ番組放送中に壊してしまったことで有名になったIKEAのアームチェアPOÄNG(ポエング)。あの映像を見ると「実は壊れやすい」という印象より、「あれだけ乱暴に扱わないと壊れない」という印象の方が強かった。実際に使ってみると、弾力のあるアームは断面積の割に粘り強く安心感がある。
同じようなイスで、PELLO(ペロ)というアームチェアがリーズナブルで魅力的だったが、「体に接する部分の違和感の無さ」はPOÄNGでしか得られなかった。
このフレームからは想像できないくらいに頑丈 |
出来上がると「存在感ありすぎ」に気づく |
2.実際に座って高さを調整
歳をとり、お尻の皮が薄くなってしまったからなのか、硬めのイスではすぐにお尻が痛くなってしまい長時間座れない。また、何度も(いわゆる)ギックリ腰を患ってきた経緯からか、腰をしっかりサポートしてくれるイスでなければ、すぐに腰が痛くなってしまう。
PCを操作するにはオフィスチェア、パソコンチェアと呼ばれるイスを買うべきだけど、手ごろなお値段でこれらを解決してくれるものが見つからなかったので、仕方なく利用シーンが異なるイスを買ったわけだが、このままでは机上のPCの操作がやりにくい。(というか手が届かない)
前と後ろで80数mm程度の高低差、だいたいこの角度でちょうどよい |
3.下に敷く台を作って取り付ける
随分後ろの方を高くしないといい感じの角度にならなかったので、イスの下にはめ込む台を作ることにした。折角なので、キャスターも付けて移動を楽にしたり、すぐに元の角度に戻せるような工夫をしてみた。ホームセンターで買うと全部で2,000円近くした |
出来上がってみると着席時の転がり(移動)がスムーズにいかないことがあったので、座面が更に15mm高くなるが、もうひとまわり大きいもの(径50mm)の方がよかったかも。
他に、台を上にはね上げて仕舞うための蝶番やマグネットキャッチも購入。まだ「試行」の段階なので、色を塗るなど装飾は行わないで組み上げた。
長さ54cmに切った2×4材を、対角線で斜めに切って85mmほどの高低差を作った。
金具が下にはみ出ないよう調整 |
元の角度に戻すときは台を「カチッ」と上にはね上げる |
4.実際に使ってみると
浅はかな考えで作ってしまった結果、イスに座ったまま「ゴロゴロ」と移動しようとすると何の前触れもなく急に「ガタン」と台がずれる悪質な「びっくりイス」ができてしまった。体重で上から押さえつけられるので、簡単に台が横にずれることはないような気がしていたが、キャスターが付いているとユラユラと不安定に動くので簡単に倒れる。
まるで子供の工作である |

今回も「何でもっと早く作らなかったのか」と後悔するくらいにあると便利で快適。寝落ちする機会が増えてしまったが、長時間PCの前に座っていても苦にならないし、存在感があるイスを軽い力で「スイーッ」と動かすことができるのは助かる。
5.パッチンロックが届いた
中国からの発送だと届くのにだいたい2週間ぐらいかかるが、注文したパッチンロックはたっぷり3週間かけて届いた。届くまでに時間はかかるが、2つで送料込み200円未満と、お金はあまりかからない。このくらいでネジ止めすると、パチンと固定できる |
本来のポエングモード、台座はマグネットでカチッと固定 |
パソコンチェアモード、パッチンロックでパチッと固定 |
2021年6月追記)台を跳ね上げて使う必要が出たので、これで正解だった。
リンク)腰痛でも仕事ができるイスを作る
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