錆が出た浴室の鏡をIKEAのバスルームミラーに交換する

概要

日立ハウステックのユニットバス(VLZ-1616BL)の鏡が、いくら拭いてもキレイにならなくなった。13年使っているうちに、シケという鏡の錆(腐食)が発生したようで、キレイにするには鏡を交換するしかないらしい。

メーカー(ハウステック)にお願いして鏡を入手するのが望ましいが、必ずしも同じモノに交換する必要はないと思ったので、IKEAのウォールミラーに交換した。
安さと手軽さという点ではIKEAのミラー一択だったので、丁度よいサイズのモノが無いにもかかわらず、照明の位置をずらすなどして無理やり取り付けた。

シケ(錆)の消滅による満足度は高い
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手順

1.新しい鏡を調達する

浴室用の鏡は腐食を防止する加工がされているそうだが、浴室という過酷な環境で10数年使っているうちに、シケという鏡の錆(腐食)が発生したらしい。いくら拭いて消えるものではないので、一度気にすると鏡を交換するまでストレッサーとなる。

節操なく黒い点々が現れる
以前、浴室引き戸のパッキン(タイト材)を交換したときにお世話になったハウステックの最新のカタログには、同じ大きさのモノ(約98cm×36cmの楕円形)は載っておらず、値ごろ感が掴めない。

交換用の鏡について問い合わせようと思ったが、送料・代引き手数料込みにすると安いものではないと思われるし、すぐに入手できるわけではないので一旦保留。

同じモノが見つからない
年末大掃除のオプション的に安価でお手軽にいきたいので、すぐに入手可能で使えそうな鏡が無いか調べたところ、IKEAのバスルームミラーが見つかった。

デザインがスッキリしているEIDSÅ(エイドソー)が価格の面でも魅力的だったが、高さ、幅、何れも大きすぎて付けられない。

照明とシャワーホルダーの位置をずらせば入らないわけではないが、できれば避けたい。ウォールミラーMINDE(ミンデ)が近い大きさで120cm×40cm。これだと照明の位置だけずらせば入る。

EIDSÅ(エイドソー)より小さく、気の利いた装飾も無いのに、EIDSÅ(エイドソー)と価格が同じというのは解せないが、「湿度の高い洗面所などでの使用にも適しています」「飛散防止フィルムを貼ってあります」という表記も同じだったので、最寄りのIKEAでお買い物。

2.古い鏡を取り外す

浴室の鏡は4つの金具と両面テープのようなもので付けられていた。上方2つの金具は手で簡単にずらすことができた。ネットで調べると、両面テープのようなものは、PPテープ  or ピアノ線を鏡の裏に通し、糸鋸のように左右に動かすと切断できるらしいので、古くなったギターの弦を活用。

エレキギターの1弦
少しずつの切断なので時間がかかり、軍手をしていても手が痛くなったが、問題なく取り外すことができた。

クッション付き両面テープが2列
新しい両面テープを付けるので、古い両面テープはキレイに剥がした。シールはがしスプレー(何故か高価)などがあると捗ると思われるが、安価なパーツクリーナーとプラスチックのヘラでキレイに剥がせた。

最近パーツクリーナーがよく活躍する
照明から水道管までの高さが117cmしか無いのに、高さ120cmの鏡を入れたかったので、当たってしまう照明も外した。鏡を付けた後、3cmほど上にずらして取り付ける予定。

3.専用ミラーマットを作る

浴室の鏡は4つの金具の他に、中ほどを両面テープで固定すると良いらしい。古い鏡は幅広で厚みがある両面テープ2列で貼られた格好だったが、それ専用にミラーマットというものがあり、安価で使いやすいものであることがわかった。

しかし、ウォールミラーMINDE(ミンデ)に付属の固定具を活用すると、鏡と壁の隙間が7.5mmとなり、ミラーマット1枚では厚みが不足し、2枚重ねでは厚すぎる。

プラスチックで強度を保つために厚くなった?
古い鏡の金具であれば5mm厚でも丁度よいが、錆びていたので再利用には向かない。仕方がないので、7.5mmの隙間を埋めることができるミラーマットのようなものを4枚作った。余っていた100均のカラーボード(5mm厚)と、1mm厚ほどのクッション材付き両面テープ(パネル用)を活用。(いつまで持つかは謎)

8mm厚にしたかったので片面は両面テープ2枚重ね

4.新しい鏡を取り付ける

ウォールミラーMINDE(ミンデ)の説明書の通りに取り付けるが、その前に古い鏡の金具の穴を塞いでおく。

バスボンドで穴埋め
説明書にあるように、下方の取付具が水平になるように取り付ける。3mmの金属用ドリルでパネルに下穴を開けてからネジ止めする。金属パネルは薄いので、すぐに穴が開いた。その先は石膏ボード、合板と続くので、下穴は表面の金属パネルのみ穴を開けるくらいで十分だった。

ここできっちり水平にする
説明書通りに上の取付具も位置決めを行い、同様にネジ止めする。作ったミラーマットを均等に貼り付けて、両面テープの保護紙を剥がしたら、鏡を装着する準備完了。

同じ大きさが1つもないミラーマット
左右の位置(中心位置)と据わりを確認しながら、鏡を下の取付具に乗せる。やり直しはミラーマットの再作成になるので慎重に確認後、鏡を壁に押し付けてミラーマットの両面テープを圧着し、上の取付具をグッと押し込むと取付完了。

しっかり固定された

5.照明の位置を変えて取り付け

高さ120cmの鏡に合わせて照明の位置をずらす。3cmほど上にずらすだけで良かったので、背面の厚いウレタンマットに配線を通すための切欠きを入れるだけで、隙間なく壁に密着させることができた。

防水性も問題なさそう
2つある浴室照明のうち1つが3cmほど高い位置になるので、気にすれば気になる。もう1つも3cmほど上にずらせばよいが、浴室入口から斜め方向に照明を見たときはあまり気にならなかったので、一旦完了。

浴室奥からしげしげと見ると気になるが..
入口からだとあまり気にならない(てか、よく見てないだけ)

参考)新旧比較

どのくらい大きさが変わったのか、新旧比較。一回り大きくなったけど、あまり変わった感はない。

鏡に映る範囲が少し広がった程度
ウォールミラーMINDE(ミンデ)をIKEAで直接買えば、バスボンドと両面テープ合わせても3000円程度。何の装飾も無いが、安価で手軽に新しい鏡に交換できて助かった。おかげで、ストレッサー(シケ)から解放された。

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