呼び出し音が鳴らないワイヤレスモニター子機を修理する

概要

2年ほど前に取り付けたパナソニックのテレビドアホンVL-SWD303KL。ワイヤレスモニター子機の呼び出し音が変な音になり、しばらくすると鳴らなくなったとのこと。

同じメーカーのFAXの子機からも呼び出し音は鳴るので、それとワイヤレスモニター子機の両方を使えば、親機から離れた別室からの応答も困ることはないそうだが、調べてみるとスピーカーのボイスコイルの断線が原因だったので、交換して音が鳴るように修理した。
※DIYで修理することをお勧めしているわけではごさいません。

口径28mmのスピーカー
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詳細

1.分解して原因を調べる

ワイヤレスモニター子機(VL-WD612)は、個別に買うと高価である。子機の定価より、親機を含むセットの実売価格の方が安いくらい。できれば修理したいので、原因を調べてみた。

簡単に回せない特殊ネジが1本有ったので、100均のラジオペンチで少しずつ回して外し、隙間からツメを入れてスライドさせ、「パカカッ」ってフタを開けた。

ツメではなく薄いヘラのようなものの活用が望ましい
音以外は問題なく動作するので、スピーカー周りを疑ってみた。スピーカーに繋がるリード線は切れていなかったので、動作させながら調べてみた。

見ただけでは原因がわからない
スピーカーホンの状態で弄っていると、スピーカーの真ん中あたりを指で押さえたときだけわずかに音が出たので、スピーカーが良くないことがわかった。
通電させなくても、テスターでスピーカーを調べるだけでよかったらしい。

基板の方は問題なさそうで安心

2.スピーカーを交換する

何から外したのかわからないが、子供が「いつか使うだろう」と廃品(たぶんブラザーのFAXの子機)から外した部品の中に28mmのスピーカーが有ったので、ありがたく活用した。

左が取り置き部品、右が壊れたスピーカー
高価だが、ネットで新品が入手できるらしい。改めてレビューを見ると、同様の現象でスピーカーを交換している人が多いみたい。

交換後のスピーカーは同じ8Ωだけと0.5Wではなく1.5Wで、明らかにマグネットの口径、厚みが異なるが、音が鳴るのでよしとする。

口径は同じだが分厚い
しかし、マグネットが大きくて厚みが増したので、交換を容易にしてくれる装着部品がはまらなかった。
次に交換することがあると面倒だが、仕方なくボンドで固定した。

頻繁に交換するわけではないのでよしとする
部品の仕様は異なるが、前と同じくらいの音量で呼び出し音が鳴るようになった。

スピーカーホンも問題なし
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