概要
最近、W204(ベンツのCクラス)のエンジンの振動が気になるようになった。
M271型エンジンは4気筒の割には振動が少ないそうだが、アイドリング時のブルブルが以前より大きくなったような気がするし、加速時の音も大きくなったような気がする。
調べると「マウントを交換すると違うクルマのように静かになる」という記事が有ったのでマネしたくなったが、ディーラーにお願いすると10万円くらいかかるらしい。交換部品はネットで入手可能のようなので、自分で交換する方法を探したが、意外に情報が無かったので、試行錯誤で準備した。
※DIYで交換することをお勧めしているわけではございません。
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専用の冶具を作ると楽に交換できた |
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詳細
1.手順と工具を調べる
ベンツの整備について調べると、だいたい「みんカラ」か「YouTube」で情報が揃うが、あまり需要が無いのか、W204のエンジンマウントの交換方法に関する情報が見つからなかった。
1世代前のW203や、スーパーチャージャーのW204の情報は有ったので、それらを参考に実物で確認しながら準備した。できればマフラーなど、余計な部品の脱着なしで済ませたい。
どうやら↑のような冶具(高価)が必要なのがわかったので、安価な16mmのメガネレンチと、使ったことがないソケットレンチ(3/4インチ)をグラインダで加工して、似たような機能の冶具(冒頭の写真)を作った。
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買ったばかりの工具だけど切断 |
現物と合わせた結果、このくらいの長さと角度で、助手席側のマウントのボルトが回せることが確認できた。
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この角度でフィットした |
上から力をかけるには、今ある150mmのエクステンションバーだけでは届かなかったので、250mmのエクステンションバーも入手した。
運転席側はメガネレンチがはめられず、16mmのソケットレンチしか使えなかった。マフラーのパイプが邪魔だが、ユニバーサルジョイントを使うとボルトが回せた。
マウントが外せることはわかったが、そのマウントを外に取り出す隙間が運転席側には無い。最悪マフラーを外せば取り出せるので、交換時に考えることにした。
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意外に隙間が無い |
2.部品の調達
エンジンマウントの交換部品は型番2042400117、または2042404217で探せば良いようで、だいたい1個1万円くらいするらしい。左右2個で2万円。
ブレーキディスクで活用したMEYLE (マイレ)製のも有るが、良くない評判がちらほら。
安心して使えそうなのはOEM供給元のLEMFÖRDER製のマウントのようだけど、MEYLE のマウントも改善されている(はず)と考え、楽天やYahooで簡単に手に入るMEYLE製のマウントを調達した。
液体封入型なので、多少ズシッとくる重さを期待したが、実物を手に取ると意外に軽いという印象。新品なので、軸をグイグイ押さえても簡単には動かない。
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意外に軽い部品だった |
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上は16mmのボルトで固定する |
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下は13mmのボルト2本で固定する |
同時にミッションマウントも交換すると効果的であるとの情報が多いので、コレも一緒に調達した。エンジンマウントに比べると、交換は難しくないらしい。
ミッションマウントは安価だったCORTECO製にした。特に良くない情報は無いので、きっと問題無いのだろう。
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意外に大きい部品だった |
部品が揃ったので、早速
エンジンマウントとミッションマウントを交換した。
リンク)
W204の整備まとめ
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