生ごみ処理機リサイクラーMS-N47を修理する

概要

10年以上前に補助金を活用して購入した生ごみ処理機、リサイクラーMS-N47が突然動かなくなった。電気をたくさん使うけど、電化上手のお陰もあり長い間気兼ねなく使ってきたので、使えないと思いのほか不便に感じてしまった。
新しいのを買おうと思ったが、現存する機種はバケツが小さくて使いにくそうだったので、これまで二回故障したが修理して使っている。
※DIYで修理することをお勧めしているわけではございません。
使えないとありがたみがじわりとくる生ごみ処理機
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手順

1.1回目の修理

電源が入らないので、電源ボタン周りをテスターを使って調べてみた。フタの可動部分を通っている配線の1本が断線していたことが原因だったが、それがわかるまでが長かった。
この数値にだまされた(きちんと繋がっていると思った)
通常は電源ボタンに交流100Vが流れていて、ボタンを押すと主電源スイッチ?と思われるリレーが「カチッ」と入るようになっていたらしいが、13Vほど数値が出ていたので断線しているとは思わなかった。
いろいろ調べたので遠回りをしてしまったが、最後には配線が怪しいとなった。
別のリード線で補うと数値が上がったのでやっと気づいた
配線を保護しているパイプをずらして調べてみると、電源ボタンにつながっている線が1本だけ切れていた。
わかりにくいが、黒い線がハサミで切ったように断線していた
切れていた部分をハンダ付して、絶縁テープでぐるぐる巻きにして元通りに結線すると電源が入るようになった。
再び動き出した
遠回りをした結果、屋外でも使えるよう樹脂で固められた基板を無駄に破壊してしまった。
リレーまで疑ってしまった

2.2回目の修理

1回目の修理をしてから約半年後、今度は電源ボタンを押すとランプ(LED)は付くが、乾燥動作が行われないという現象に苛まれた。
なぜか電源ボタンを押している間は動く
今回も電源周りが良くないのだろうと思って調べてみると、主電源スイッチたるリレーの足が1本、基板と接触していない状態だった。
前回故障個所を調べる際に、基板を保護する樹脂をはぎ取ってしまったのが良くなかったのかもしれない。
わかりにくいがリレーの足が基板から浮いている
基板に付いていない足にハンダを盛ってあげると再び動き出した。半年ほどたつが、今のところ毎日動いている。
今度はいつまでもつか?

参考)穴の開いたバケツ

バケツの底にある羽根とバケツに付いている金属(固定刃)の働きにより、生ごみが細かく粉砕される仕組みだが、硬い骨などを入れてしまうとバケツの方に付いている刃が根元から欠けてしまい、バケツに穴が開いたようになってしまうことが多いらしい。
ただ穴が開いたように見える
乾燥した生ごみの中から金属片が出てきて、「そういえばこんなの付いていたなぁ」と気付く。
これが刃だとは、しばらく気づかなかった
よほど需要があるのか、替えのバケツ(AMS9XA-G60U)はどこにでも売っていた。しかし、ちょっと高い。
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