【参考】ブラウンシェーバー新旧比較

概要

二度の延命処置の結果、24年間使ってきたブラウンのシェーバー、フレックスインテグラル2(BS5550)のモーターがとうとうダメになったので、潔く諦めて同じくブラウンのシリーズ3の廉価版310sを購入した。

使ってみた感じ、フツーに深剃りができるという感じのモノであったが、24年の進化はコストに表れているのか、従来機種の替刃と同等の価格で本体が買えるというのはスゴイことだと思った。

3,000円台でブラウンのシェーバーが買えてしまう
スポンサーリンク

詳細

1.三度目の延命処置を試みる

100均のモバイルバッテリーのおかげでパワフルに動くようになったブラウンのシェーバー、フレックスインテグラル2(BS5550)だが、あれから2年で動かなくなってしまった。

充電しても動かない
外刃の欠けもなく、まだまだ使えそうなので、更なる延命処置を行おうと分解してみた。

モーターがダメそう
モーターに電源を繋いでも回らないので、モーターを交換すればよいと思うが、簡単に部品が手に入るとは思えない。似たようなモーターは手元にあるが、内刃を動かすための軸の構造が再現できそうもないので、モーターを修理できないか調べてみた。

ブラシが摩耗してなくなっている
一回の髭剃りでモーターを回す時間は多くないが、24年間使ってきた結果、片方のブラシが摩耗してなくなっていた。ブラシ回りも独特の構造だったので、他のモーターからブラシを流用することもできなかった。

2.新しいシェーバーを購入する

十分使いつくした感もあったので、新しいシェーバーを購入することにした。フツーに剃れれば良いというアバウトな基準で、ブラウンに拘らず安価なモノを探してみたが、ブラウンのシリーズ3が意外に安価。

まさか新品のブラウンシェーバーが3,000円台だとは思っていなかったので、従来機種と比べて何が劣るのか調べてみたところ、キワ剃りが出来ないことと、充電しながらの使用ができないことくらいで、上位機種と同等の作りの刃を搭載していることがわかったので購入した。

延命処置の結果カバーが無くなり、リチウムイオンバッテリーでパワフルになったシェーバーを毎日使ってきたので、使って最初に感じたのはものずごく静かであること。
ヒゲが「カリカリっ」と爽快に剃れる感覚は減ったが、「チリチリっ」と音は小さくてもしっかり深剃りされる。

3つの刃が自在に動く
また、従来と異なり、3つの刃が各々自在に浮き沈みするので、シェーバーの角度をあまり気にしなくても、肌に密着してくれるような感じがする。

外・内一体型の替刃
あと、替刃は外刃と内刃の一体型なので、外刃だけ、または内刃だけの交換はできないが、昔に比べて替刃も安価になったので問題ない。
お風呂剃り対応や水洗い可など、防水処置も施されているので、そのうちメリットと感じるときが来るかもしれない。

3.新旧比較してみる

同じブラウンのシェーバーだけど、新旧並べてみると随分違うのがわかる。

左がBS5550、右が310s
最も異なるのが2つの網刃の間隔で、くせヒゲトリマーの部分が広くなった分、網刃の間隔も広がった感じ。3つの刃を各々浮き沈みできるようにするためかもしれないが、従来機種の使い心地を知っていると違和感を感じる。鼻の下のヒゲを剃るときに、片方の網刃しか当たらない感じなので慣れが必要。

外刃の網の作りがシンプルになった
外刃の網の形も従来の複雑なパターンから単純な丸い穴に変わっていた。深剃りを追求するために、昔は網のパターンも工夫を凝らしていたが、他の進化により複雑な加工を必要としなくなったのか。なんとなくブラウンらしさが減ったようで寂しい。

首振りヘッドの密着度も捨てがたい
310sは3つの刃が各々浮き沈みすることで肌への密着度を確保しているみたいだが、従来の首振りヘッドの方が軽い力で肌に密着していたような気がする。

新しいシェーバーに変わり、深剃りできているか気になって髭剃りにかける時間が少し長くなった感じがするが、手で肌を伸ばしながら数回ヘッドを滑らすだけで確実に深剃りできるので慣れの問題と思われる。

充電は専用のアダプタで行う
リチウムイオンバッテリーではなくニッケル水素電池が入っているので、充電の頻度が心配だったが、1回充電したら毎日使って3週間持ったので思ったより手間はかからない。
なにより、3,000円台でキレイに深剃りできるシェーバーが入手できたので助かった。

スポンサーリンク