ユニットバスの備え付けカウンターを撤去する

概要

日立ハウステックのユニットバス(VLZ-1616BL-BKFBWMN-FMDJSF)の備え付けカウンターを撤去した。カウンター下はカビが生えやすく、掃除が面倒なのが長年の悩みだったが、撤去したことでスッキリと解放された。

中に混合水栓に繋がる配管が通っていたが、通り道を変更し、フレキパイプに置き換えることで邪魔にならないように仕上げることができた。

もっと早くやっておけばよかった
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詳細

1.カウンターを外す

カウンターは3段構成で、一番下の引き出し部分はカビが生えるので随分前に撤去していたが、上2段の部材は配管を隠す役割も担っていたので外すのを諦めていた。

混合水栓に繋がる2本の配管
1年ほど前にビルトイン食洗器を取り付けたときに、フレキパイプが丈夫な割には加工がしやすく安価だったことを思い出し、人に触れないよう配管の位置を変えることを前提にカウンターを外した。

15年間蓄積したカビの割には軽症?
力尽くで外してから外し方がわかったが、何れの部材も壁にネジ止めされた3つの支えにクギのような突起部分が刺さっており、下段の部材は手前に強く抜けば外れ、上段のカウンター部は上に強く抜けば外れるようになっていた。

1か所クギの部分を折ってしまった

2.掃除する

15年かけて蓄積した汚れ(カビ)なので、漂白剤を使ってキレイにする。カビキラーが使いやすいと思われるが、大量使いの時には1本100円しない台所用漂白剤をカビキラーの容器に入れてタップリ吹き付ける。

カビキラーを使う気持ちで吹き付ける
もう使うことは無いと思われる部材だが、汚いまま保管するわけにはいかないので、これらも一緒に漂白剤を吹き付ける。大量に使うので、窓全開しないと家中漂白剤臭くなる。

漂白剤を吹き付ける前
吹き付けてから1時間もしないうちに黒い部分が随分消えていたので、ざっと水で洗い流した。

随分キレイになった

3.配管の位置を移動する準備

家全体の止水栓を閉じてから配管を外し、配管の通り道となっているバスタブの側面のパネルを外す。

プライヤーとスパナで外す
長時間水を止めておくのは困るので、パネルを外したら一旦配管を元に戻し、止水栓を開けた。パネルもカビが生えていたので、漂白剤でキレイにする。

酷くはないが少しカビが生えている
配管が人に触れないよう、壁に近い所に新たな通り道を作る。プラスチックなので、ドリルで穴を開けてヤスリで削った。

新たに2か所穴をあける
使わなくなった元の穴は塞いでおきたいので、不要となった部材の端をバンドソーで切り取り、形を整えてフタを作った。

大きな部材でも端のほうなら切れる

プラスチックなので、余っていたプラモデルで使うセメントを塗って貼り付けた。余計なところにセメントを垂らすと溶けてしまい痕になるので、丁寧に付けた方がよい。

ピッタリ貼り付いた

4.フレキパイプを装着する

近所のホームセンターで50cmと70cmのフレキパイプと、フレキパイプを繋ぐ平行ニップルを2つ購入した。40cmと60cmではギリギリだが、50cmと70cmでは少し長すぎたという感じ。

部品が揃ったら再び家全体の止水栓を閉めて、フレキパイプで配管する。先に混合水栓に繋がる口にフレキパイプを取り付けて、右に折り曲げる。あまり急に曲げると折れたり強度に問題が出るらしいので、無理しない程度に曲げる。

右が水で左がお湯
次に給湯、水道管側を繋ぐ。バスタブの栓に繋がるワイヤーが邪魔で、プライヤーとスパナで締め付けるのがやりにくかった。

フレキパイプが各々10cmほど長すぎた感じ
フレキパイプの具合を調整して止水栓を開けてから漏水等無いか確認し、バスタブの側面を閉じる。最後に、ビスが付いていた穴をバスボンドで埋めたら出来上がり。

バリをハンマーで叩いてからバスボンドを注入
シャンプーやボディーソープは背後のタオル掛けに立てかけており、前面でモノを置くところは不要だったのでスッキリした。風呂場はできるだけ凹凸をなくした方が衛生的で掃除も楽になる。

少し広くなった感じ
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