概要
スティック掃除機(パナソニックのパワーコードレス MC-VGS6000)の充電台を作るために、面倒な加工が楽しくできる
即席バンドソーを作ったので、早速手元にあった木材を使って現物合わせで作った。
好きなように作れるので、床に何も置かない壁掛け式で、最低限のアタッチメントをぶら下げることができて、雑に扱っても脱着がスムーズにできるという要件を満たせた。
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デッドスペースに設置 |
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詳細
1.スティック掃除機を購入
今使っている掃除機が壊れたわけではないが、スティック掃除機がいつの間にか進化していて、電源コードが無いのに今の掃除機(パナソニック MC-SR20G)と同じような使い方が出来るものがあり、たまたま旧機種の価格が下がっていたので購入した。
充電式なのに、回転ブラシが付いているのが凄いと思っていたら、今使っている掃除機のように足でレバーを踏むとヘッドが外れる機種まである。
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これが地味に便利な機能 |
電源コードが無いとサッと掃除出来て便利だろうな~、と思っていたところ、狭いところもすぐに掃除でき、上からガチッとハメるだけで元に戻るという、使い慣れると手放せない機能が付いていたことが購入の決め手。他と比べて多少重いのは目をつぶる。
同じ時期に発売されたMC-VGS8000には充電台付きのスタンドが付属しており、一万数千円高い。安定感はありそうだが、場所食いなのと、床に置くとホコリが溜まりそうな気がするので、スタンドなしのMC-VGS6000にした。
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アタッチメントを挿すと、下の方がゴチャついて見える |
ちなみに、同じモノだけど流通経路違いで別型番のMC-SBU620J/MC-SBU820Jも同じような関係。後継機種だと、MC-VGS6100/MC-VGS8100とMC-SBU630J/MC-SBU830Jがある。2020年7月20日発売予定のMC-SBU840K/MC-SBU640Kの流通経路違い型番はまだ知らない。
2.充電台を作る
掃除機をしまう際に充電プラグを挿せば済む話だが、毎回これをやるのが意外に面倒で、家族みんなで使い始めると充電されずに放置されることもしばしば。邪魔にならない壁掛け式の充電台を探したところ、他機種用のものは有ったがMC-VGS6000に合うものはなかったので作る。
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この出っ張りが刺さるように充電台を作る |
純正のスタンド式充電台の形状を参考に、実機の接続部分を測りながらザックリと寸法を決め、具合が悪い部分は後から調整することとし、手元に15mm厚の板が有ったので、3枚重ねて充電台部分を作ることにした。
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何回か思い直した結果が線に出ている |
複数の板を自在に切断することで、立体的な加工を行ったような複雑な形状のモノを作ることができた。
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思った通りに切ることができると楽しい |
ACアダプターのプラグを固定する部品が必要だったので、支え用の板を1枚追加した。これは最後にネジ止めする。
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こんな感じで固定する |
3枚の板を木工ボンドで接着する。隙間なくしっかり接着するために、数時間クランプで固定した。
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先に上の板の角を落としてしまったので固定しにくい |
固まったらグラインダで面取りする。すぐに削れるので、わざわざバンドソーで角を落とす必要はなかった。100均のディスクペーパーとナイロンディスクが役に立った。
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油断すると削りすぎてしまう |
白系の壁紙に対してあまり目立たないよう、充電台は白にした。15年前の新築時の余りのペンキだけど、問題なく使うことができた。当時の職人さんが言った通り、ペンキはペットボトルに入れて保存しておくと長持ちする。水性のペンキだと思い込んで雑に扱っていたが、実は油性だったので薄め液で手を洗う羽目になった。どうりで臭うと思った。
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筆を洗ったときに油性であることに気付いた |
よく使うアタッチメント2つを磁石でぶら下げておきたいので、磁石が付くよう側面に鉄板をネジ止めした。昔ながらの画びょうを探したが、頭にプラスチックが付いたものしかなかったので、金具を切って部品を作った。
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金具をグラインダで切断して準備した部品 |
壁でネジが効くところを探したところ、丁度付けたい場所に下地が通っていたので、長めのコースレット1本で固定した。ACアダプターのプラグを固定して、ビニールテープで百均の超強力マグネットを貼ったアタッチメントもくっつけた。
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しっかり固定できた |
3.使ってみる&寸法など
収納位置をあまり意識せずとも、だいたいのところに掃除機を置くとスッと充電台にハマるようにするには、意外と高さ加減が重要だった。
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この高さが最も使いやすかった |
ヘッドを折り曲げた状態でハマるようにすると、ヘッドの位置を意識して折り曲げながら置く必要があり、割とコツがいる。かと言って位置を上げすぎると、高さを意識しながら置く必要があり、割と腕に負担がかかる。ヘッドが床すれすれの状態が一番楽だった。
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床にちょっと擦っている感じ |
特に微調整などしなくても1ヶ月以上問題なく使えているので、このまま様子見。このところ掃除当番は子供(破壊魔)で、雑に扱っているときもあるようだが壊れる気配は無いので、強度も問題なさそう。
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だいたいの寸法 |
結果として取り付け位置はこんな感じ。本体突起部分の接地位置はだいたい916mm。これより高くても置けないことはない。
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各板の厚みは15mmなので全体の高さは60mm程度 |
これを作るために
即席バンドソーを作ったが、意外と他の用途で使う機会が多く、机の上に置きっぱなし。
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専用のモーターが欲しいところ |
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