コロナエコキュートのミキシング弁を再修理する

概要

コロナのエコキュートCHP-H3714Aが、2ヶ月ほど前にエラーE12(給湯温度高温の故障)が出てお湯が出なくなったので、ミキシング弁を分解して修理したが、今度はエラーE24(給湯ミキシング弁の故障)が出始めた。

リセットしてもダメだったので、再度ミキシング弁の修理を試みた。15年も経過しているので部品を交換すべきだが、故障の原因として疑わしいところを1つ1つ潰した結果、再び正常に稼働するようになった。
※自分で修理することをお勧めしているわけではごさいません。
何のエラーが出ても不思議ではない
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詳細

1.ミキシング弁を取り出す

エラーE24(給湯ミキシング弁の故障)ということで、素直に給湯ミキシング弁を疑ってみる。部品を取り出すのが苦にならなくなっていたので、夜だったけど前回同様に取水栓を閉めて、逃し弁を開けて、ちょっとだけ排水してミキシング弁を取り出した。

懐中電灯で照らしながら作業
外から見た限りでは、水漏れなどもなく問題なさそう。

2.浸水による漏電などを疑う(ハズレ)

ミキシング弁を部屋に持ち帰って分解すると、前回分解したときと同様に、モーター側に少し水がしみ込んでいた。

モーターの端子のサビが気になる
端子が浮いてそうに見えたので、接続部分は一通り半田ごてを当ててから元に戻した。逃し弁を閉めて、取水栓を開けて、電源を入れてリセットしたところ、エラーE24のまま。

3.違う部品の故障を疑う(ハズレ)

分解した感じ、給湯ミキシング弁は悪い感じがせず、2ヶ月ほどは調子よく動いていたので、他の部品の異常が影響しているのではないかと思い、横にある中温水取り出し弁を疑った。

管が繋がっているので根拠なく疑った
結果としてこの弁が原因ではなかったが、分解してよかった。ペンチを使わないと回せないほど弁の動きが固くなっていたので、前回同様指で回せるくらいにした。

他の弁も固くなっていると思われる
これが原因じゃないだろうなぁ、と思いつつリセットしたら、やはりエラーE24のまま。

4.原因を絞り込む

給湯ミキシング弁が壊れていることをハッキリさせたかったので、給湯ミキシング弁と中温水取り出し弁を入れ替えてみた。

同じ部品なので交換ができる
サーミスターの端子が異なるので、サーミスターは付け替えた。エラーE27が出たときに問題になったサーミスターと異なり、状態の良いパッキンが付いていた。

結果として、エラーE44(中温水取り出し弁異常)になったので、給湯に付いていたミキシング弁の故障が明確になった。あと、とりあえずシャワーが使えるようになった。

正しく故障個所を伝えてくれる

5.ステッピングモーターの故障を疑う(ハズレ)

原因が絞り込めたので、新品の部品が調達できればすぐに直せそうな気がするが、最寄りのコロナの営業所に電話したくても営業時間を過ぎていた。24時間ダイヤルもあるみたいだけど、相談してすぐに買いに行けるわけでもないので、とりあえず修理を試みる。

モーターの中が錆びている
ステッピングモーターを分解したところ、サビがびっしり付いていたので、それらを削ってマジックで色を塗って素直に回るようにした。

キレイになった
こじ開けたステッピングモーターを元に戻し、4極に電圧をかけると、何れも「クっ」と反応するので問題なく回りそう。しかし、元に戻してリセットしてもエラーE44のまま。

6.モーター部分のフレキ基板を疑う(アタリ)

次は基板に付いている謎の部品(型番が読めない)を疑う必要がありそうで気が重くなったが、その前にフレキシブルケーブルを押さているカバーを外して、基板の通電状態を確認してみた。

謎の部品と1本繋がっていなかった
右側5本は通電を確認していたが、左3本は線が見えなかったので、まだやっていなかった。部品との通電を確認したところ、左から2番目の線が繋がっていなかった。見ただけではわからなかった。

部品のピンと直結した
ハンダを盛っただけでは繋がらなかったので、部品のピンと端子をジャンパー線で繋げた。元に戻してリセットしたところ、やっとエラーE44が消えた。他の弁も近々壊れるかもしれないなぁ、と思いつつ再び様子見。


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