概要
毎日当たり前のように使っている浴室シャワーからお湯が出なくなった。8か月くらい前に
エコキュートが故障した際に自分で応急処置したままだったので、この寒い時期にまた故障したか？と思ったが、台所や洗面所では問題なくお湯が出る。
シャワーが付いている混合水栓(TMG40)のサーモユニット(TH576S)の調子が悪いようで、お湯が来ていても水しか出してくれない。調べると分解掃除で直ることもあるようで、ネットの情報を参考に分解掃除したところお湯が出せるようになった。
１か月後追記）サーモユニットがまた壊れたと勘違いして交換してしまいました。
※自分で分解掃除することをお勧めしているわけではごさいません。
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| 最高温度にしても冷たい水しか出なくなった |
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手順
１．対処方法を調べる
問題の混合水栓はTOTOのTMG40CRV81という型番で、15年近く前のモノなので故障しても不思議ではない。メーカーのサイトにオンラインカタログがあり、水栓金具のカタログを見るとTMG40の温度調節ユニットはTH576Sが適合するらしい。
品ぞろえが良いホームセンターなどでも温度調節ユニットが並んでいた記憶もあり、比較的入手しやすい部品のようだが5～6千円程度と割と高価。
ありがたいことに、
蛇口修理ガイドというサイトでこの部品の分解方法がとても丁寧に記載されており、まずは分解掃除することにした。
リンク）
TOTOサーモユニット（TH576型）分解方法 – 蛇口Ｑ＆Ａ
２．サーモユニットを取り外す
最初に混合水栓の元栓二か所を閉めてからサーモユニットを取り出す。
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| 時計回りに最後まで回す |
恐らく、分解方法がわからなくても分解していたと思うが、予め手順がわかっていると体感で10倍以上の速さで作業が進むような気がする。ホントにありがたい。
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| たぶん知らないと外し方に悩んだはず |
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| たぶんC字型の部品であることに気付くのに時間がかかったはず |
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| たぶん力ずくで回してよいものか悩んだはず |
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| たぶんどうすれば部品が外せるか悩んだはず |
手順が予めわかったおかげで、何も破損させることなくサーモユニットを取り出すことができた。
３．サーモユニットを分解掃除する
何が良くないのかわからないが、お湯加減を調整するために左右に動くシリンダがうまく動かないとか、温度により伸び縮みするバネの部分がうまく機能しないなどが原因として考えられるらしい。
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| 押して左に回すのが意外に硬く、手で回せなかった |
15年近く使っているので、ゴムのパッキンはかなり劣化しており、触ると手が真っ黒になってしまった。このパッキンだけでは売ってなさそうなので、パッキンがダメになったらサーモユニットごと交換になるのだろう。
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| 水垢のような付着物を削り取る |
温度により伸び縮みするバネが入った部品の周りに、白い水垢のようなものがこびりついていたので、ガリガリと削り取った。
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| たぶんどうすれば中の部品が出せるのか悩んだはず |
中の方の部品は何故かガッチリ固着しており、ダイヤルをH方向に少し回すと「バチッ」と音がして勢いよくシリンダ状の部品が飛び出してきた。見ると緑青が発生していたので、KURE 5-56を吹き付けながら削り取った。これが原因でお湯が出なくなったか？
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| 新しい機種はこの部品は金属ではないらしい |
気になる箇所はキレイにしたので、部品が擦れ合う個所にグリースメイトを吹き付けながら組み立てた。押して左に回して外した部品が簡単にははまらなかったので、モンキースパナで固定した状態で上から押し付けて右に回した。
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| こうすれば楽にはめることができた |
４．温度調整する
分解掃除が終わったサーモユニットを混合栓に戻し、外した部品を装着する。温度を調整するダイヤルは、温度調整を行った後ではめる。
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| 少しずつ押し込む |
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| 止水栓を開くとお湯が染み出してきた |
お湯側の止水栓を開いたときに、お湯がポタポタと染み出してきたので憂鬱な気分になってしまったが、しばらくすると止まったので様子見とした。
蛇口を開け、しばらくするとお湯が出てきた。グリースを塗って回すのが軽くなった温度調整ダイヤルを少しずつ回しながらお湯に触れていると、お湯の温度がリニアに変わっているのがわかった。体感で40℃くらいに調整し、温度調整ダイヤルをはめて完了。
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| いつまで持つか様子見 |
１か月後追記
しばらくは毎日調子良くお湯が出ていたが、１ヶ月ほどたったところで突然お湯が出なくなった。再度分解掃除していると、押して右に回して付ける部品の受け側を割ってしまい、止めを刺してしまった。仕方がないので
新品の温度調節ユニットTH576Sを調達。
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| ネットでフツーに売っているのがありがたい |
結局交換することになったので、わざわざ分解掃除などせず、さっさと新品の部品を買えばよかったと後悔したが、分解掃除後お湯が出なくなったのは
エコキュート本体の故障が原因だったかもしれないことが後から発覚し、再発時に台所や洗面所でお湯が出るか否か確認せずに混合水栓が再び壊れたと決めつけてしまったことに激しく後悔した。
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| 新品（左）は網の目が細かくなっている |
しかし、ゴムのパッキンは崩壊し始めているし、金属部分は緑青で動きが悪くなっていたことから、交換は必須であったと思うようにした。
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