昔のVAIOのOSをWindows10にする

概要

全く問題なく使ってきたWindows7のサポート終了に煽られ、古いノートPC2台(SONY VAIO VGN-N51HB、ASUS Eee PC 900HA)の延命処置の一環としてWindows10へのアップグレードを行った。

サポート終了しても直ちに使えなくなるわけではないが、PCの中を整理するよい機会と捉えて軽い気持ちで行ったが、意外にもVGN-N51HBとWindows10の相性が悪く、普通に使える状態にするのにとても時間がかかってしまった。

任せたらまともに動かなくなった
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詳細

1.新しいOSの入手

普通にWindows10を購入するのが一番早いと思うが、普通に買うと意外に高価。Windows10が動く状態で売られている中古のノートPCの方が安い場合があり、且つ延命しようとしているPCよりも新しくて高性能のモノが殆どなので、延命を諦めるのが賢明という考えもある。

しかし、お得なライセンス入手方法があり、簡単に延命を諦めることができないという悩ましい状況になってしまうのである。

普段使いのデスクトップPCは、マイクロソフトの何かのキャンペーンで3,000円で購入したWindows8から無償アップグレード済み。
SONY VAIO VGN-N51HBはWindows Vistaだったが、使い勝手の悪さからネットで調達したWindows7 Pro(DSP版と呼ばれる)からの無償アップグレード。
ASUS Eee PC 900HAはWindowsXPだったが、常時ONでサーバ的な役割をさせるために同様にWindows7 Proにしていたので無償アップグレード。

「Windows 10 のダウンロード」で検索するとマイクロソフトのサイトが表れるので、そこから最新版をダウンロードする。

何度もインストールに失敗したので、ツールをダウンロードしてからDVDに焼いた
既にWindows10への無償アップグレード期間は過ぎているが、同期間中に一度でもアップグレードしていれば今でもアップグレードできるとのこと。何を以って「一度でもアップグレードした」と見なしているのかわからないが、2台とも正しくライセンス認証できた。

ASUS Eee PC 900HAはWindows10だと操作がとても重くなったのですぐにWindows7に戻していたし、SONY VAIO VGN-N51HBは7→10のアップグレードの再起動中に失敗(勝手にWindows7に戻ってしまう)で終わっていたが何れも問題なかった。

調べると「期間終了後もアップグレードできる可能性があります」という曖昧な表現が散見され、期間中にアップグレードしていなくてもライセンス認証できた事例が多数。逆に「期間中に一度もアップグレードしていない」と弾かれた事例が見当たらない。グレーな感じだがそういうものらしい。

2.ASUS Eee PC 900HAにWindows10を入れる

このPCの方が古いが、フツーにWindows7からのアップグレードで問題なくWindows10を入れることができた。Windows7の旧ディスクのバックアップも兼ねて、新しいSSDを購入。

今回、ヨドバシ.comで240GBのSSD(A-DATA ASU650SS-240GT-R)を3,600円ほどで購入した。製品は異なるが、同スペックだとどこでも同じくらいの値段で入手できるみたい。

ディスク使用率100%の時間が減ることを期待
このPCはマイクロソフトのWindows10ダウンロードサイトから直接アップグレードを行ったが、特に問題なくあっさりとWindows10に移行できた。

常時電源ONのサーバとして使っている
ACPIのドライバで合うものが無かったのか、デバイスマネージャで不明なデバイスが1つ出ていた。それ以外は問題なく動いているので、下手にいじらずそのままとした。

今のところ特に問題はない

3.SONY VAIO VGN-N51HBにWindows10を入れる

これより古くて、CPUがIntel ATOMのEee PC 900HAがあっさりアップグレードできたので、VAIO VGN-N51HBもクリアインストールすればあっさりいくかと思ったが、そうはいかなかった。

何度もやり直しを強いられた
顛末を簡単に記載。
Windows7→Windows10でのアップグレードだとインストール中の再起動時にエラーが発生し、強制的にWinodws7に戻される。
Windows7をクリアインストールしてWindows10にアップグレード。一度はネットワーク接続含め正常に動いたが、その後のWindows Updateで二度とネットに繋げなくなった。
Windows10をクリアインストールしたが、②のWindows Update後と同じ状況。プロダクトキーは②の状態で以下のソフトを使ってメモったものを手入力した。
リンク)ProduKey

ここでデバイスマネージャーを見るといくつもの⚠マークが付いており、リソースが足りているにもかかわらず、「このデバイスが使用できる空きリソースが不足しています。 (コード 12)」というエラーが出てネットワークに繋げない。インストーラが誤って二重にデバイスを登録してしまったように見える。(バグ?)

の理由はどれも同じ
ネットで調べると、同様の現象で困っている事例がいくつか見つかったが、何れも解決には至っていない様子。しかし、古いバージョンのWindows10だとエラーが出ないことがわかった。

顛末続き。
Windows10の複数のバージョンを入れてデバイスマネージャを確認する。結果、バージョン1607まではエラーにならないが、バージョン1703以降は最新も含めエラーになることがわかった。
古いバージョンのWindows10ダウンロードは以下のサイトを活用。
リンク)TechBench by WZT

ダウンロード先はマイクロソフト
Windows7(64bit版)用のドライバを消してしまったので、改めてSONYのアンオフィシャルサイトからダウンロードして適用。
リンク)Windows 64ビット版用 アンオフィシャルドライバー

型番で検索すると以下が見つかるが、上の3つだけで良かったと思う。(記憶が曖昧)
EP0000140036 : FeliCa Port(Sony)
EP0000140007 : Memory Card Reader/Writer(Texas Instruments)
EP0000140021 : SFEP(Sony)
EP0000140217 : Graphics(Intel)
EP0000140051 : Wireless LAN(Atheros)
EP0000139849 : Wireless LAN(Intel)

zipファイルを展開後、infファイルを選んで右クリック→インストールすると、自動的に不明なデバイスが適切なところに格納される。

不明なデバイスは全部なくなる
Windows Updateを行うとバージョン1809の機能更新プログラムが入った時点でデバイスマネージャに⚠が表示され、再びネットワークに繋げなくなった。アップデートのアンインストールで元に戻せたので、その状態で様子見。

とりあえずキレイに戻せた
出来れば最新のWindows10に上げたいが、上げてしまうとネットに繋げなくなるので今のところ無理。残念ながら、サポート対象のハード(チップセット)ではないらしく、今後改修される見込みは少ないらしい。

CPUをT7200に増強していることもあり、ExcelやWordを使う分には全くストレスが無いので、しばらくはこのバージョン(1607)で維持して様子見とした。

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