W204からホントの常時電源を取り出す

概要

W204(ベンツのCクラス)から常時電源を取り出した。コマンドシステム(オーディオ・カーナビ)本体裏から取った常時電源は、しばらくするとOFFになる。これでは都合が悪いので、常に12Vが取り出せるところを探して取り出した。

ヒューズボックスから取り出すのがお手軽らしいが、ウチのW204は室内にヒューズボックスが無かったので、助手席足元を通る配線から取ることにした。

灰色の線が入った赤線から取った
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詳細

1.常時電源を探す

常時電源と言っても2種類あるようで、しばらくするとOFFになる(正確には1Vまで電圧が下がる)ものと、バッテリーが繋がっている限り常に12Vのものがある。

ヒューズボックスで各部の電圧を測ってみた。エンジンを止めた直後は12V出ているが、時間が経つと1Vになる箇所が複数あった。

ココはしばらくすると1Vになる
常に12V出ているほうがよければ、そういうところから取り出せばよい。

ココは常に12V
しかし、シンプルな構造の昔のクルマと違い、エンジンルーム内から室内に配線を通すだけでも一苦労なのである。室内にある配線から取得できた方が楽なので、助手席足元を探してみた。

左奥に線の束がある
助手席足元の内張、フタを外すと左奥の方に配線の束が見える。経年劣化でベタベタになったテープで束ねられているので扱いにくいが、少しだけ手前に引き出すことができた。

動脈みたいな赤い線が見える
際立って太い線が3本あり、1番太い線はしばらくするとOFFになった。灰色の線が入った赤線は常時12V出ている模様。

2.常時電源を取り出す

灰色の線が入った赤線が何に繋がっているのかわからないが、常に12V出ているようなのでココからおすそ分けしてもらう。
常時電源をいじるので、配線の際にはバッテリーのマイナス端子を外しておく。

脱着の際にちょっと火花が出る
ヒューズを通った後なのか、これからヒューズを通るのかわからないので、専用のヒューズを付けておくと安心。ヒューズホルダーがあるのが望ましいが、なかったので直接ヒューズにはんだ付け。

余っていた10Aのヒューズ
カッターで少しだけ被膜を削り、線を繋げてビニールテープでぐるぐる巻きにした。雑に見えるが、漏電の可能性は低そう。

露出部分が無いように
紆余曲折したが、後方用ドライブレコーダーの常時電源を確保することができたので、安心して日付・時刻を合わせることができるようになった。

日付・時刻が記憶できるようになった
リンク)W204の整備まとめ

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