概要
17年使っているナショナルの食洗機NP-40SX2の洗い上りが怪しくなってきたので、フロントオープンのビルトイン食洗機 リンナイのRSW-F402C-SVをネットで購入して自分で取り付けてみた。電源、給水、排水の確保ができれば取り付けることができるが、意外にも取付予定場所にあった引き出しユニットの撤去に苦労した。取り付けは専門の業者さんにお願いすべきだが、自分でやったので「コレがいい」と決めてから二日後に「コレいいね~」と満足することができた。
※DIYで取り付けることをお勧めしているわけではごさいません。
やはりフロントオープンは使いやすかった |
手順
1.新しい食洗機を決める
17年使っているナショナル(パナソニックではなかった)の食洗機NP-40SX2の洗い上りが怪しくなってきた。一応、高温の洗浄水が庫内を循環しているようだが、細部に行き渡っているのか疑わしい洗い上りなので、深追いせずに新調の方向で検討。専用の電源、給湯、排水を持っている |
新築時、既存の食洗機をシステムキッチンに置くために、専用ブレーカーを持つ電源と給湯に繋がった蛇口、HT20の排水管(20mmの耐熱パイプ)を付けてもらったので、新たに据え置き型の食洗機を購入して同じように設置するのが素直だが、ココには食器乾燥機を置いて、別途ビルトイン食洗機を付けたいという要望が出た。
ココに付けたいらしい (Before) |
きれいに収まった (After) |
あまり費用はかけられないので、評価が高いミーレ製やかっこよさげなボッシュ製などは安くても20万円台なので除外。
リーズナブルなビルトイン食洗機を探してみると、スライドオープンで3万円台から購入できる機種もあり、据え置き型よりも安価。
追記)1年経ったら価格が2倍くらいになっていた。
2.取り付けに必要な部材を調達
ネットで調べると電源、給水(給湯)、排水の確保方法がいくつか見つかった。しばらくは食器乾燥機は購入せず、旧食洗機を乾燥棚として活用したいそうなので、各々分岐させて新しい食洗機用に確保した。
給水は分岐継手とフレキパイプを活用し、排水は台所用のY型継手と排水ホースを活用した。
必要なモノを近所のホームセンターで購入 |
3.下準備をする
最寄りの電源としてはIHクッキングヒータ用のコンセントが有るが、電圧が200Vで使えないので食洗機用のコンセントから分岐。給水(給湯)は台所用の給湯に分岐継手を挟み、フレキパイプを繋いで分岐させた。
管をグニャっと曲げて継ぎ手を噛ませた |
食洗機に付属の排水パイプはHT20の耐熱パイプを挿入する前提みたいだけど、台所用の排水パイプを繋げたいので、余っていた塩ビ管用のソケットを中に入れて食洗機のパイプがつぶれないようにしてから排水パイプに繋げた。
意外とピッタリ嵌った |
排水口をいじっていると「くさい」とクレームが有ったので、防臭キャップを別途購入してからY型継手を噛ませて分岐。パイプと継手は塩ビ管用の接着剤で固定する。
これでフタをするとニオイが防げる |
4.引き出しを撤去する
意外に引き出しを撤去するのが難しかった。引き出しユニットを固定しているネジをすべて外したが、天板の手前の張り出しに引っ掛かって引き出せない。仕方が無いので天板をジャッキアップして隙間を作った。
正しい方法とは思えないが.. |
割と素直に天板が持ち上がってくれたので、やっと外せると思って引っ張ったがびくともしない。
上の方は引っ掛かりはない |
まったく上に動かないので底の方で固定されている模様。キッチンの天板の高さを90cmにしてもらっていたので、全体に5cmの下駄が付いており、引き出しユニットの底を切断してみると下駄とネジ止めされているのがわかった。
コースレットを金ノコで切断 |
手前が2本、奥の方も2本のコースレットで固定されていたので、それらを金ノコで切断した。これで引っ掛かりがなくなり、引き出しユニットを外すことができた。
底に穴が開いたが塞げば再利用可 |
食洗機の高さは調節できるようになっているが、このままでは天板90cmの高さには合わせられないので、下駄の上に450mm幅の合板を固定して設置場所を作った。
余っていた合板をネジ止めした |
5.食洗機を設置する
後から位置の調整が必要と思われるので、配管と配線を仮止め程度で組み上げた。説明書に寸法が書かれているが、フレキパイプや排水ホースは現物合わせに近かった。
食洗機を押し込む途中でパイプの通り道に誘導する |
予め食洗機の高さを天板との隙間5mm程度に合わせてから設置する。手前の方の高さは後からでも微調整できるが、奥の方はできない。
幅は規格通りピッタリ |
本体に給水・排水パイプの通り道があるが、パイプはだらんと下に垂れてしまっているので、本体を押し込む途中で前方から手を入れてパイプを通り道に誘導し、押し込み終わったら本体のパイプと接続する。
接続する場所の自由度はない |
後は説明書通りに設置を行い、チェックリストで一通り確認してから試運転を行う。
まずは仮止めで試運転 |
6.完成させる
シンクからの排水を含め、特に問題が無ければフタを閉めて完成させる。給排水の水漏れは建物にダメージを与えるので、これで問題ないのかとても気になり、しばらくはシンク下の配管のフタを開けたままにして度々確認した。
水漏れなど無いかしばらく確認 |
今まで洗い物が多いと食器の配置に頭を悩ませていたが、あまり考えずただ置くだけに近いのでストレスが無い。スライドオープンのように箱型ではないので水を横にこぼしそうで心配だったが、気を付けていれば全く問題なかった。
雑に置いてもだいたい洗える |
電気代が安い時間に運転するように予約が出来て、運転音がとても静かで、30分の乾燥時間でも十分乾く。今まで同様、乾燥時間をゼロにして、運転後フタを開けて乾燥させることもできる。
何より、朝から溜まった洗い物が、雑に入れても収まってしまうのは画期的である。
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何より、朝から溜まった洗い物が、雑に入れても収まってしまうのは画期的である。
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