概要
14年前のセコムの火災報知器(SM-D180)の黄色LEDが点滅するようになったので、電池を交換した。セコムホームセキュリティのホームコントローラーから、度々うるさく「機器異常」を指摘されたが、火災報知器の電池切れを知らせるものだったらしい。
本体の交換が推奨される10年を過ぎているが、電池を交換したら「ピー」と元気に復活したようなので、もうしばらくこのまま使うことにした。
気になっていたホームコントローラーの「!SECOM機器」の赤ランプも消せた。
※交換推奨時期を過ぎた機器の継続利用をお勧めしているわけではございません。
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黄色の点滅が何を意味するのか、実はわかっていない |
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詳細
1.交換用の電池を入手する
頼んでもいないのに、ハウスメーカーが「標準仕様」としてセコムのホームコントローラーを付けてくれた。セコムのホームセキュリティに契約していれば、このような機器異常も対処してもらえるみたいだが、ウチは契約していないので自分で対処する。
LEDが点滅している火災報知器をちょっと左に回して外し、裏側にある電池の電圧を測ると2.4Vだった。恐らく電池切れと思われるので、型番「CR17450E-R-2-CN1」から、交換部品が入手できるか調べてみたが、ネットで簡単に手に入るものではないらしい。
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あるところにはあるはずだが.. |
コネクタ形状が違う「CR17450E-R-2-CM2」や、コネクタは合いそうだが容量が半分(電池1本)の「SH284552520」が見つかったが、何れもとても高価。
10年交換が不要なリチウム電池なので納得できなくもないが、電池交換が必要な火災報知器が8個あると躊躇してしまう。しかも、単独動作ではあるが、新品の火災報知器が電池1本と同じくらいの価格で売られているようで、高価な電池の購入は得策ではないみたい。
迷った挙句、電圧(3V)が同じリチウム電池で、カメラなどでよく使われる「CR123A」を活用した。4,800mAhから1,600mAhと容量が1/3になるが、それでも数年は持つと思われるので、お手頃価格の8本パックを入手した。
今見たところ、入手したのと同じ銘柄の電池は売り切れていた。よく売れているに違いない、と勝手に推測。
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1本200円しなかった |
2.電池を交換する
コネクタが付いていないので、CR123A専用の電池ボックスの活用も考えたが、直接電池にコネクタをはんだ付けすることにした。加熱保護の仕組みが入っているそうなので、直接はんだ付けすると電池がダメになる恐れがあったが、特に問題なかった。
半田ごてを当てる時間を短くするために、はんだ付けする部分をやすりで磨いて、一瞬ではんだが乗るようにして付けるとよい。
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コネクタ直付け |
14年間、同じような環境で使用していたにも関わらず、8個の火災報知器の電池を測ると0~2.6Vとバラつきがあった。何れにしても交換は必要なので、全部コネクタを外して新しい電池に付けた。
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コネクタの引継ぎ完了 |
8個の火災報知器全て、新しい電池を繋ぐと「ピー」と元気に起動した。この「ピー」という音程にもバラつきがあり、8個の火災報知器で同じ音程のモノがなく、個性があるようで面白かった。
3.他の機器の電池を確認する
どうやらホームコントローラーのバッテリーが5年で交換らしいので、開けて電圧を測ってみた。すでにダメかと予想していたが、14V以上出ていたので、そのまま元の場所に戻した。
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無理にこじ開けたら、引っ掛けるツメが1か所折れた |
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弱っていそうだが、まだ使えそう |
人感センサーも、上側のカバーをまっすぐ手前に抜くと外せた。
外されたのを感知するスイッチが底の方に付いており、外したらすぐに「機器異常」とホームコントローラーに怒られたので、人感センサーは機能しているみたい。
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外し方がわからず難儀した |
念のため電池の電圧を測ってみたが、3V以上あったのでもうしばらく持ちそう。電池のコネクタ線に1本抵抗が噛ませてあり、少ない電流で動いていたためか、14年経過してもまだ使えている。
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リチウム電池は長持ち |
4.ホームコントローラーをリセットする
機器異常の原因を取り除いただけでは「機器異常」の通知は解除されないみたい。
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ずっと点いている「!」マーク |
ネットを調べても情報が出てこなかったが、ホームコントローラーの中にリセットの方法が書いてあったので、その通りにリセットした。
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きちんと書かれていて助かる |
正しい対処法だったのかわからないが、ずっと付いていた気になる「!」マークが消えてスッキリした。
火災報知器が正常に機能しているか点検したいが、高価な加煙試験機は家庭で持つものではないみたい。しかし、使用されているガススプレーは比較的安価なので、これを活用して確認できそう。
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